のんけぶろぐ

ポケモンのあれこれ書いていきます

23歳最後の夜に救急車で搬送されたお話

男「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」

 

漏れ「24歳です」

 

男「24歳?もう働いているの?じゃ…」

 

漏れ「学生です」

 

男「学生?あっ…ふ~ん(察し)…え、身長体重はどれくらいあるの?」

 

漏れ「え~、身長が170cmで(大嘘)」

 

男「うん」

 

漏れ「体重が74kgです(大嘘)」

 

 

というやり取りをネットから適当に拾ってきたインタビュアーの音声相手にしたものをスマホボイスレコーダーで適当に録音し、誕生日になった瞬間Twitterに投稿して雑にいいねとRTの荒稼ぎをしてやろうと画策していたらんのすけ

平成最後の諸葛孔明と呼ばれるほどの策士である筆者だがいいねとRTを稼いだところで何になるんだと考えることも無くはない

しかしとりあえずTwitterあるあるであるところの自らのくだらない承認欲求が一時的に満たされるということに漏れなく、筆者はこの策略を実行しようとひと月ほど前から計画をしていた

 

そして迎える誕生日

 

 

 

3月10日、24歳になる午前0時ちょうど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筆者は病室で天井のシミの数を数えていた(意味不明)

 

 

 

 

 

 ……………………

 

 

…………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日前~ 

 

ここ数日、筆者は軽い病み期を迎えていた

原因は言うまでもなく読者諸君ならご存じだろう

 

 

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圧倒的留年(3度目)(卒業不可)

 

 

まあ二度あることは三度あるというのでそういうことである(賢者)

 

卒業が消えると同時に大学院合格も取り消しとなった(二度目)(脱糞)

 

 

 

 

 

まあ誰でも病むわね(結論)

 

そういうことでここ数日は家を出ず、ずっと家でぼーっと過ごしておりました(白状)

 

 

 

何もする気が起きず最初の2.3日はひたすら寝て過ごしていた筆者

シコるのもめんどい、飯を食うのもめんどい

性欲は消え失せシコの回数は0、食欲は消えることはなかったが食うその動作がめんどくさすぎて抗えないほどの空腹が来ない限りは飯を食わなかった

そうしていると飯は一日一食になってしまった

まあほかの時間は寝てるだけなのでエネルギーの消費は殆どないから回るんですけどね(予定調和)

 

 

 

そうして2.3日を過ごすとついには寝るのもめんどくさくなってしまった(意味不明)

 

抗えない眠気が来るまで寝ない

起きている時間は何をするかといえば…思い返すと何をしていたのだろうかまるで分らない(障害者)

 

 

 

 

 

 

 

~3月8日~

 

ついに家の食糧が底をついた

しかし何をするのも面倒になってしまった筆者

外へ出るのはもちろん面倒なのでこの事案は放っておくことにした

今となっては意味が解らない選択である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~3月9日~

 

慢性的な寝不足で常に頭がぼーっとしているが腹が減ったという感覚はどうやらあるらしい

114514時間ぶりに外へ出る決心をした

風呂に入ると頭の中にかかった霞が若干晴れたような気がする

そして114514時間ぶりに外用の服に袖を通した

少しではあるがマトモにものを考えられるようになってきたかもしれない

 

 

 

 

 

 

~3月9日 夕刻~

 

1919810日ぶりにスーパーへ来たような気がする

とりあえず米を買うことにした筆者

米が無いと始まらない(日本人並感)

 

 

次は今日の晩飯について考えることにした

筆者はスーパーへ行くと必ず肉コーナーをまず見てから安売りしている肉を発見してからそれを使った晩飯を買いそろえるようにしている(百戦錬磨の主婦並感)

そこで肉コーナーへ足を向ける筆者

そこで目にしたのは……

 

挽肉「僕100g68円だよ~」

 

漏れ「買うわね(即答)」

 

114514パック買い物籠に詰めた

 

 

他に晩飯の材料を買いそろえて次に向かったのは飲料コーナー

筆者はスーパーに来るといつもここに足を運び、通常価格150円相当の1.5L飲料が118円ほどに値下げされていないか確認をする

まあ正直今回は米を買うので見るだけだがな(フラグ)

 

漏れ「どれどれ~?お~?」

 

サイダー「98円やで」

 

漏れ「買うわね(即答)」

 

114514本買い物籠に詰めた

 

 

 

 

スーパーでの買い物を終え帰路に就く筆者

外を出歩いてみると滅入っていた気分が幾ばくかは快復したような気がする

いつも通りの帰り道

いつも通りの交差点を抜けいつも通りの路地に入りいつも通りのドギツイ坂を上っていく

ちなみにどのくらいドギツイのか読者諸君の中には分からない人がいるかもしれないので参考までに画像を載せておく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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割とマジでこんな感じ(脱糞)

上に行けば行くほど勾配が大きくなっていく

どうにかならなかったのだろうか(文句)

 

米とサイダーで総重量16㎏以上にもなる荷物を自転車籠と荷台に乗せ坂を必死こいてあがる

そういえば夏にも同じような馬鹿やった気がするわね(失敗から学ばない男)

そして坂をもう少しで上りきる、その刹那

 

 

自転車「ワイはもう無理や…お前だけでも先へ行け……(遺言)(後退する車体)」

 

漏れ「あ、おい待てい(江戸っ子)」

 

 

ここでこいつに死なれてはせっかく買った食料が全て台無しになる

特に米なんて坂を転がり落ちる途中で路面との摩擦で袋が破れてニンジャ=スレイヤーに殺されるソウカイ=ヤクザばりに爆発四散するに違いない

 持てる力をすべて振り絞り死にゆく自転車を必死で引き留める

 

 

漏れ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(剛力無双)」

 

米袋「ワイももう無理や……お前だけでも………(荷台から落ち逝く袋)」

 

漏れ「させるかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(電光石火)」

 

 

何のためにコイツ(自転車)を引き留めてると思っている

80%くらいはお前のためやぞ(怒り心頭)

 

そうしてやっとの思いで持ちこたえることに成功した(称賛)

 

 

すると不意に来る違和感

お腹のあたりからじわじわ来る不快感

あふれ出る冷や汗

筆者はこれを知っている

 

そしてこの直後に何が起きるのかも

 

 

漏れ「何としてでも坂を上りきらねば………(決意)」

 

 

しかしソレが来る方が早かった

じわじわ襲い来る息苦しさ

それに伴う吐き気

目の前が徐々に白の世界へと飲み込まれてゆく

 

 

漏れ「ここで倒れたら全てが終わる………ッ」

 

 

最後の力を振り絞りスタンドを立てて地面の、コンクリートの溝に噛ませ固定する

それを終えると筆者は地面にうずくまった(坂に腰かけたといった方が正しいかもしれない)

 

以前、夏ごろに大学で講義を受けているときにも同じような症状に襲われたことがあるのを思い出した

その時は朝から何も飲まず食わずで昼過ぎに今回と同じような息苦しさと吐き気に襲われ、それを熱中症と考えた筆者は倒れる寸前の力を振り絞って経口補水液を買いクーラーの利いた空き講義室で水分を補給しながら横になることで事なきを得た

しかし今の季節は冬

熱中症は考えづらい

では脱水症状か何かであろうか

 

漏れ「そういえば昨日の朝から何も飲んでないし食ってないな………(悟り)」

 

脱水症状で間違いは無さそうだ

 

そうと分かれば水分補給であるがここは道のど真ん中

水道の蛇口も無ければ自販機もない

そこで筆者は思い出した

 

 

114514本のサイダーの存在を

 

 

 

 

漏れ「背に腹は代えられん…1.5Lのペットボトルのサイダーをラッパ飲みするのはガイジだが水分を取らないと症状が悪化してしまう……」

 

ペットボトル「パキッwwwwブシューッwwwwww」

 

漏れ「ごくごく」

 

サイダー「シュオオオォォォォォォォォォwwwwwwwwwwwwwwww(強炭酸)(殺戮の嵐)」

 

漏れ「ヴォエ!!!!!(嘔吐)」

 

 

吐いたわね

 

 

 

 

水分補給は不可能

立ち上がり動くことも不可能なので仕方なく地面にうずくまる事で時間快復を試みた

しかし一向に良くはならない

むしろ悪化している

うずくまってるだけでも視界が白の世界にのまれ始めたので息苦しさと吐き気に耐えられなくなり地面にあおむけに倒れる形で横になった

路上で寝るとかガイジやん(冷静)

 

 

それから数分が経ち、日没を迎えたのか辺りが薄暗くなってきた

春先とはいえまだまだ寒い季節

日没後の冷える大気に晒されながら冷たい路上に寝ていれば体も冷えていくはず

 

しかしそのころの筆者は異常な暑さに襲われていた

汗も止まらない

おもむろに上着を脱ぎ始める

今考えるとこの時点で大分身体がおかしなことになっていたのかもしれない

 

 

 

 

それから何十分が経ったであろうか

当たりもすっかり暗くなってしまった

相変わらずの息苦しさと吐き気、寝ているおかげか視界が白む事はないが…

このころになってくると手先が痺れ始めてきた(危険)

 

この苦しさから逃れるために自分がとった行動は

 

 

 

瞼を閉じ、眠る事であった(意味不明)

 

 

 

しかし苦しすぎて当然寝られるはずもなくこの試みは秒で終了

平成最後の諸葛孔明が聞いてあきれるわね(落胆)

 

いつになったらこの苦しみから解放されるのだろうか

終わりの見えない苦しみの中、症状が治まるのをただただ待つ筆者

そこへ

 

 

クルルァ「ブウゥゥゥゥゥゥゥンwwwwwwwwww(坂道を登ってくる音)」

 

漏れ「路上で寝てるところを見られるとかガイジ認定待ったなしやん……(悲愴)」

 

クルルァ「ウゥゥゥゥン…………(停車)」

 

漏れ「え」

 

ヘルメットをかぶった男たち「大丈夫ですか!」

 

漏れ「大丈夫です…(大丈夫ではない)」

 

男A「事案発生、路上で倒れている男性を発見……」

 

男B「顔面蒼白、ただちに搬送します。発見場所は……」

 

漏れ「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通りすがりの救急車に乗せられました(奇跡体験アンビリバボー)

 

 

そういえばこの坂って病院のすぐ近くで署に帰還する救急車がよく通る道だったなあ(思い出し)

 

 

 

 

 

動けないので前後から抱きかかえる形で担架に乗せられそのまま車内へ

体中に電極みたいなのを貼られまくり体温が冷たいとか脈が弱っているとかいろいろ言っているのが聞こえました

こんなことで救急車使わせるの非常に申し訳ない(謝罪)

 

 

 

救急隊員「聞こえますか?わかりますか?(意識確認)」

 

漏れ「はい…わかります……」

 

救急隊員「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」

 

漏れ「24歳です…………」

 

救急隊員「24歳?もう働いているの?じゃ…」

 

漏れ「学生です………………」

 

救急隊員「学生?あっ…ふ~ん(察し」

 

いや、こんなところでインタビュー受けたかったわけじゃない(今はそれどころではない)

 

 

 

 

救急隊員「身分証はありますか?」

 

漏れ「財布の中に保険証が……」

 

救急隊員「お財布触られていただきますね。ではお名前と生年月日を教えてください」

 

漏れ「らんのすけ(本名)です……生年月日は1995年3月10日です………」

 

救急隊員「大丈夫みたいですね。明日お誕生日なんですね」

 

漏れ「ハハッ………(空笑い)」

 

そういえばさっき反射で24歳って答えてしまったけど実際はまだ23歳だったわね(汚染)

 

 

 

 

病院に到着し担架で院内へと運び込まれる筆者

医療ドラマの観すぎなのか担架で運び込まれるときには患者目線のカットだといろんな人が覗き込んでるイメージがあったのだが実際はただただ天井しか見えなかった(当然)

 

 

 

 

 

処置室に到着

また電極をペタペタ貼られまくった

 

 

ナースのお姉さん「右か左か(哲学)」

 

漏れ「右で(オタクスマイル)」

 

お姉さん「わかったわ」

 

針「ブスッ(無慈悲)」

 

 

採血や問診、エコー診断の結果これは脱水及び栄養失調だという結論に至った

点滴を投与され必要はないと筆者は思ったのだが大事をとったのか1日だけ入院することとなった

余談であるが救急車の中で既に心電図までとられてたなんて救急車といえど割と設備が搭載されているんだなと思った(小並感)

とりあえず大事には至らなかったようであった

 

 

 

~3月9日 pm10:00頃~

 

 

医者「ご両親が到着されました」

 

漏れ「は?」

 

 

そういえば救急隊員の人に家族の連絡先を聞かれてたわね

連絡がいったのか(納得)

 

 

親「連絡を受けた時は驚いたが無事で何よりだ」

 

漏れ「ご心配をおかけしました(要約)」

 

親「ところで、卒業できなかった件について」

 

漏れ「ハヒューwwwwwwwww(過呼吸)」

 

 

この後の修羅場は読者諸君のご想像にお任せしよう

 

 

 

どうも

24歳、学生です